2010年1月3日日曜日

箱根駅伝雑感

毎年正月、箱根駅伝を観るのが好きだ。同じ思いを抱いて正月を迎える人は少なくないだろう。ヒトが何かに夢中になり、一生懸命になり、一心不乱に目標に向かう姿を見るのは良いものだ。野球に限らず、スポーツには選手のその真摯な心を映す鏡があるのだろう。特に駅伝の、タスキを次に繋げるという最大の特徴が同時に最大の魅力であろうと、私は思う。


「繰り上げスタート」...毎回TV観戦していてつらくて悲しい思いをさせられる。
今年も亜細亜大の9区から10区がそうだった。一定時間を経過した場合、次の選手は予備のまっさらなタスキを胸に強制的にスタートを切らねばならない。全選手の思いと汗で重くなったあのタスキでなきゃいけないのに。戦場の最前線に撤収命令が出た時に、敵との戦闘からなかなか戻らぬ戦友の安否を案じながら、軍部の命令には逆らえず次の目的地へ向かう兵士のような面持ちだろうか。(例えがうまくないけど)
タスキを繋げるほうの心理的抑圧はこれの何百倍にもなるだろう。必死の思いでコーナーを廻りすぐそこの中継点にいるべきランナーの姿がない。自分のタイムから計算すればもう無理だと頭では理解しながらも、現実に繋ぐべき相手がすでにそこにいないのを目の当たりにするのはとても辛いことだろう。責任感の強い人間ほど自分を責める。「俺のせいで...」「自分が全ての敗因だ...」タスキを繋げられなかった選手や、ましてや途中棄権したランナーは自分を責め続け、その後の生活を自暴自棄になったりすることもあると聞く。その挫折から是非立ち直って欲しいと思う。その時は走る前の自分よりもより大きく強い人間になっているはずだから。私自身が強くないニンゲンだから、若い人には余計に切にそう思う。


さてココからは180°ガラリ変わってTV中継を観ていてのくだらない雑感。
●「山の神」東洋の柏原竜二選手。凄すぎて何もコメント出来ない。強いて言えば...我がフレンズOBのSakayori兄と「さるかに合戦」の石臼をたして2で割ったようなお顔。受ける風圧をものともせずあっぱれな走り。素晴らしい。脱帽。
●クルマメーカーで一番好きなのがHONDA。そのナンバープレートが今年もオシャレに20-10なのが理由もなく嬉しい。去年は20-09だったよね。
●ビールメーカーで一番好きなのがSAPPORO。東京恵比寿という街には人一倍思い入れが強く、CMでも恵比寿を題材にした映像が流れて嬉しかった。
●歩道から車道にハミ出して小旗フリフリ応援する傍若無人なひと「おいおい、そこのオッサン!選手にぶつかるだろっ!アンタはどーでもいいが、選手が怪我したらどーすんだ!どけぇ〜アホッ!」
●白バイのおまわりさん紹介のアップの映像。「三億円強奪事件」のモンタージュ写真クリソツの人がいた。
●4区と8区のランナーは苦労するよなあ〜。....4区8区「四苦八苦」なんちって(^^)


以上箱根駅伝観戦雑感集でした。
今日はこれから我が家の毎年恒例となった焼肉屋で外食。いつもは年末の大晦日に家族全員で焼肉をつつき紅白までに帰宅するのが鉄則だけど、大晦日に開いてる店を探すのがひと苦労なのと、今回は独立して駒沢に住んでいる息子が31日まで福島へ出張で不在だったことが重なり、正月に持ち越しとなった。家族4人に加えて、今回は息子の彼女も参戦の5人編成で熱い金網が敷かれた円いリングに挑む。オヤジは財布のヒモを握る財務大臣の顔色を伺いながら格闘せねばならぬ。
いざ出陣!
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2 件のコメント:

  1. 焼き肉いいですなぁ。。。。
    我が家は大晦日はいつもお刺身と簡単に・・・・
    今年はまだ焼き肉デビューしてない(・_;)
    大人ばかりだと財布が気になるんだろうなぁ・・・
    考えたら怖くなりました(>_<)wwwww

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  2. 匿名さんコメントありがとうございます。
    小生は呑むとあまり食べなくなるタチなので、なんとかバトルを切り抜けた模様。そのかわり酒代のほうで行って来いだったりして...(^^)

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