2010年2月11日木曜日

コトバ...その14=言葉のナイフ

朝日新聞を購読してる人!?
更に「天声人語」を愛読してる人!?
更に更に今朝の「天声人語」を読んだ人!?....?


ニュースで既にご存知の方も多いと思うけど、キリンとサントリーの結婚(経営統合)が破談になったことになぞらえて、英国の劇作家バーナード・ショーのとあるエピソードを披露していたもの。以下に要約を試みちゃう。


『ノーベル賞受賞の英国の劇作家バーナード・ショーが言った逸話。真偽のほどは定かではないけれど。
パーティーの席上、ある女優に求婚を仄めかされたそうだ。彼女曰く、
「私と結婚しませんか?...私の容姿とあなたの頭脳を持った子が生まれたら素晴らしいじゃありませんか
ショー、返す刀で(きっとニンマリしていたに違いない)
「やめておきましょう...僕の容姿とあなたの頭脳を持つ子が生まれたら、子どもが可哀想だ」』(朝日新聞2010/2/10より)


アイロニーたっぷりのショーらしい最高のブラックジョーク。
今朝これを読んで「食卓の中心で快哉を叫んで」しまった。全くもって大好きなんだなあ、こんな男が。僕もいつも周囲に言われるのは「Tさんは斜(はす)に構えて物事を視るよね」そのあと追って言われるのが「斜に構えた角度が鋭すぎて、時として言われたほうはグッサリ致命傷になることもあるんだよねえ」...と。
そうならないように普段からコトバを選びながら気をつけているんだけど。


言葉のナイフ。僕も人にナイフを突き立てられて落ち込んだり、憤ったりすることがしょっちゅうあるだけに、反面教師で自分はそうならぬよう考慮してるつもりなんだけど。
もし、今まで僕に言葉で傷つけられた方がいらしたらごめんなさい。m(_ _)m
ショーのように、上質で、ニンマリ出来て、しかも鋭く相手の懐を抉る、なおかつ致命傷にまでは至らない「言葉のナイフ」が持てれば最高である。
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