2012年12月19日水曜日

2012卒業生送る会・前編

全国どの少年野球チーム、いや様々なスポーツチーム、いやスポーツのみならずあらゆる団体では卒業、卒団を迎えた子たちのために「送る会」「お別れ会」みたいなものを催すことであろうと思う。我がフレンズも後多分に漏れず毎年の年末の一大イベントである。他県のあるチームなどは新旧交代の9月にやるところもあれば、新学期の春休みに入る前に開催するところもある。筆者が初めてこのチームに関わったのは、息子が5年の終わり頃。野球をはじめるには遅すぎたのであるが、翌年6年になりその年は神奈川県大会決勝まで行かせてもらった。年間勝率は9割5分以上の黄金時代。夢のような1年間であった。その時代は送る会の開催は年末ではなく、年が明けて1月の末にやっていたんである。会場は団地の集会場で畳敷き。う〜む懐かしいぞ。終われば全員で片付けと掃除をして二次会へ。

時は過ぎ2012年。
ここ近年の送る会は車で5分の横浜にあるオンワード研究所。過去2年ほどはその中のレストランでの開催。しかし今年は大宴会場を借り切ってやっちゃったんである。少人数のチームゆえスペース的には余白たっぷりの会場である。筆者は会場準備があるので、母たちと先遣隊のクルマで先乗り。いつものことであるがテーブルにはコーチからの色紙、記念のメダルやネーム入りボール、写真立てなどなど。写真立ては筆者の力作なんである。写真加工ソフトで編集する時間よりも、この子らの年間何百枚の中からベストの数枚を選択することのほうが神経を使う。実はこの写真立ての中にはヒミツが隠されているのだ。おそらく100年経っても子らは気づくまいけれどね。

Kanedaコーチの乾杯でスタート。
このブログで毎試合とまではいかないけれどベストプレーヤー賞を発表しているのはご存知のとおり。その年間最多得票者をまずは表彰。主将TakumiとABで活躍した3年Ruiであった。ベストプレーヤー賞はアナログな記憶に対して、年間成績発表は飽くまでデジタルな記録。「選ばれなかった子は可哀想」という気持ちは毎年筆者の胸に去来し心を痛めるのであるが、ここはココロを鬼にしてやっちゃうんである。「俺もきっと獲ってやるぞっ」という、子どもたちの士気を鼓舞する意味合いもあるのだ。但しどんだけ子らがそれを理解してるかは怪しいけれど。
打撃三冠の首位打者から本塁打王、打点王、最多試合出場や最高長打率、最高出塁率.....。項目はその他多岐に渡る。


今年はサプライズとして5年以下の子たちからも色紙を贈呈。母たちのアイデアらしい。コーチからの色紙は毎年凝った作りで、母が夜なべして手袋編んでくれた....じゃない、刺繍してくれちゃったんであった。なんと驚きの名前部分が全て刺繍なんである。(写真は前出)筆者パソコンを使う仕事をしているが、こういうアナログな手作り感満載のものには叶わないといつも思う。しかし、来年、再来年の母たちにプレッシャーがかかるのを危惧するのは筆者だけではあるまい。

OBやOBコーチ、OB母たちも参加で和やかな雰囲気。
母たちのテーブルでも大盛り上がり大会。日本人って写真に収まる時、いつからこんなにピースサインをするようになったのだろうか。困ったときのピースサイン。これさえあればとりあえず写真は楽しいものになるのだ。筆者カッコつけのガキの頃はこのピースサインが大嫌いであったが、今は自然と出来ちゃうのであった。ハイ、喜んで!なんてね。
オヤジたちのテーブル。ほんの数年前には父親の参加が極端に少ない時代があった。でも今は子どもの数は少ないけれどオヤジの参加率は抜群である。いろんな協力体制など、実務面での底力は実に頼りになる。どしどしチーム運営の中核を担って欲しい。
子どもらのテーブルでは相変わらずの邪気のないピースサインの乱舞。ヤツらはなんで写真を撮られる時にピースサインをするのかを分ってないであろう。むむむ?俺たち大人も分ってないか(^-^)


さて前編のクライマックスは言わずもがな6年親たちの「ご挨拶」である。
毎年何人もの親たちの涙を見てきた。これは絶対欠かせないシーンなんである。筆者会場へ前乗りして、ステージへスポットを当つつ他の全体照明の落し方を係員からしっかり学習したのだった。
やっぱ、こうでなくっちゃね。感無量、胸に込み上げるものがあったはずである。
※余談。主将のTakumiは数日前に急性盲腸炎で入院。予定ではこの会までには退院出来ないとのメールが来た。最後の最後であまりにも可哀想ではないか。速攻Takumi
父母には内緒で代表含むベンチスタッフ5名にメール返信。「送る会で母にお見舞いの花束をあげよう」と。全員の快諾を得て花束を用意。ところが予定外にこの日に退院が出来て出席できることになった。病気見舞いを急遽退院祝いに変えたんであった。更に驚くべきことに、チームの子ら全員が千羽鶴を折っていたんである。これを提案した親に脱帽である。チームが一枚岩になり、ひとつになれるのは何も野球のプレーだけではない。

だいぶ長文になってしまった。いつも書く前は寝る時間がもったいないから今日こそサックリいくぞっ、と思って書き始めるのだけれど、あにはからんや案の定、ダラダラのだだ漏れ駄文のこのテイタラク。
次回、後編は絶対サックリ行くぞとココロに誓って、今日も就寝は深夜2:00なんであった。

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