2013年4月19日金曜日

NYと高所恐怖症

30代の頃、勤めていた会社の研修旅行でニューヨークへ行った。
言うまでもないことであるが入浴へ行ったわけではない。あの米国のNYなんである。当時はまだ世界の中心は米国だと、傲岸な態度を見せても諸外国は物申せない、自他ともに認める超大国であった頃のこと。
日本からデザインツアーに参加したメンバーは、設計事務所、建築会社、内装施工会社、家具メーカーと、個人から大企業までの赤の他人の集まり。筆者は現地で意気投合した3人の男と終日行動を共にする。本物の「HardRockCafe」へ行ったり、ニューヨーク近代美術館へ行って本物のアンディー・ウォーホルの「キャンベルの缶詰」を鑑賞し感激したり、タイムズスクェアの怪しげな路地裏に潜入したりと、誠にもって濃密な時間を過ごした。

夜になってツアーメンバーみんなで、エンパイアステートビルへ繰り出した。
当時の日本の超高層建築は足元にも及ばないくらいの、超超超高層ビルなんである。あのキングコングが頂上まで登って飛行機を握り潰したことでも有名だ。ニューヨークは海底の堅牢な岩盤の上に出来た都市であるから、地震がきてもびくともしない。それを抜きにしてもいやはや、とんでもなく古いのにとんでもなく威厳に満ちた建築であった。

屋上へ行った。
投身自殺防止のための金網ごしに下を覗くと、股間がブルった。(オトコならワカリマスネ。ふと思った。さてオンナはどうなんだろう?今度誰かに訊いてみよっと)
思わずめまいがするほど素敵な夜景だった。眼下のアスファルトに吸い込まれそうになる。ヒッチコックの「めまい」を彷彿とする思い。あちこちのマンホールから白い湯気があがり、その上をイエローキャブが疾走する。ハリウッド映画でしか見たことのない光景を目の当たりにし、恍惚となってしまった。途中までワイガヤやっていたメンバーはやがて全員言葉を失ってしまう。

さてここでミクロの世界へいきなりワープしちゃうんである。まるで「グーグルアース」のように。NYからびよ〜んとニッポン、川崎、宮前、有馬、歩いて数分の地元にある神明神社。

犬は高所が苦手なんである。ペットトリミングでどんな暴れ犬でも、おとなしく神妙になすがままになるのは、高い台に乗せられちゃうからに他ならない。犬は元来高所恐怖症なんである。
神明神社には狛犬がいる。いわゆる「あ・うんの呼吸」のアレだ。
うちの愛犬「りん」を乗せてみた。
狛犬と困った犬のツーショット。やはり妙に緊張してる面持ちだ。
iPhoneで写真撮影のあとりんに両手を伸ばしたとたん、いきなり筆者の胸にダイブしてきた。....どすんっと。
よほど怖かったのだろうか。....想像以上に可哀想なことをしてしまったようだ、こんな可憐な娘(コ)に対して。

でも今後悪いコトしちゃったら、罰としてこれはいいなと一人ほくそ笑んでしまう筆者でもある。
俺ってS?  (^-^)/
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2 件のコメント:

  1. オンナはバストが揺れるに決まってるでしょ!

    でも、私は高所恐怖症ですが、揺れた記憶がない。揺れるほどない?!

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  2. 小野口さん、コメントありがとうございます。

    最近忙しそうですね。おまけにテープレコーダが壊れたりして...。

    バストとは意外な。
    誰かに検証してみたいと思います。(^-^)/

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