2015年10月26日月曜日

愛すべきオヤジども

川崎市少年野球の秋が終わった。残すは来週からの川崎市長杯のみなんである。
10/24土曜日に川崎大師少年野球ドームにて女子野球ジュニアシスター、連合チーム、単独チームそれぞれの決勝戦が粛々と執り行われたんであった。
筆者は終日大師へ赴きその熱き闘いの一部始終を見届けた....。
けれど、一眼レフを手に入れたその喜びからか撮った写真の枚数は膨大で、千差万別、十人十色のそれを取捨選択するには一朝一夕には大願成就出来ず、沈思黙考の末に熟慮断行せしめんとしたのは例によって、本編に入る前にお茶を濁す姑息な常套手段、「サワリの部分」のみの情報開示によるブログなんである。
さてここまでいくつの四字熟語を使用しただろうか?
......おっと、最後の「四字熟語」の語句も四字熟語の範疇に入れなければいけないぞよ。
数葉の写真だけで今日のブログは一応の完結とさせたい。本編はまた今週中なんである。おまえはなぜこんなに無理してまでも日曜の深夜にペンを執るか?週始めの月曜のアクセス数がハンパないんである。そのユーザーのご期待に添えずに酒に溺れて日曜中にブログ更新出来ないと、翌朝月曜のケツの座りが悪いのであった。

よって今日のテーマは「滑稽洒脱」的ユルい文章なので笑止千万、片腹痛いわと蔑むことなく読んでいただきたく候らえば、今後の世界電子網的私的文章執筆の小欄の更新の弾みになろうと言うものだ、なんである。

川崎大師少年野球場には20年前の第一期フレンズ黄金時代には子のオヤジとして毎週のように通ったものだった。早起きが苦手な筆者でもあの時代は目覚まし時計が鳴ると、股間にアイロンを押し当てられたように瞬時に飛び起きたんである。全く苦にならなかったわけで。大師へ行くと毎回いわば大師の風物詩とも言える、川崎近隣の「少年野球好きオヤジ」が自転車でのっこりひょっこりやってきて観戦するんである。実に愛すべき人生の先達的オヤジたちなんである。チャリンコでやって来てはぶつぶつつぶやきながら、10数分するとどこかへふいっと移動する者、またはじっくり腰を据えて外野で観戦するオヤジたち、その態様は観察するに飽きない。
いよいよ宮前クラブ決勝が始まった。

筆者はいろんな角度からその瞬間を切り取ることを、広報担当兼いち戦場カメラマンとしてのプライドを以て旨としているために、球場の周囲を徘徊するんである。左打者を一塁側から撮れば顔が見えないから右左の打者打席によっては、DB悟空のように瞬間移動しつつ右往左往。或いは打席の子どもの表情を正面から撮ろうと思えば外野からのアングルの位置取りに腐心する。逆に投手の気迫こもる顔を正面からモノしようと思えば、勢いバックネットからカメラを構えねばならないが、グランドによっては暗黙のルールでそれは御法度になっている所もある。固定放置のビデオカメラならば看過出来るのであるけれど。幸いここ大師ドームはそれが可能なんである。金網越しになっちゃうけれど。

あちこち徘徊ののちセンター外野芝生席へ筆者はたどり着いた。
熱戦とは裏腹に、平和の象徴とされる鳩さんたちがのんびりと牧歌的に何やら懸命に地面をついばんでいた。ロンドンのトラファルガー広場じゃないので、ここに潤沢なポップコーンが散在しているとは到底思えないからして、おそらく地中の虫を探るための必死の探索を行っていたのだろうか。彼ら彼女らはあたかも少年野球の邪魔にならぬように、ほとんどボールの飛んで来ないであろうセンターの奥深くの芝の限られたゾーンでの生活の営みなんである。外野手にとっては若干プレーに影響しちゃう存在かもしれないが。思わず取っ捕まえて鳩とハグしたくなる。


本塁方向へカメラを構える。がしかし2,3メートル離れたところにいたのは例の「愛すべきオヤジども」。自然と彼らの会話が聞こえてくるのであった。
どうやら黄色ジャケットを着たオジサンと灰色ジャケットのオジサンは友人同士と見た。但しその距離感からして長年の盟友というには距離がありすぎ、かと言って昨日今日出会った他人同士にしては親密なんである。
左黄色「今のインハイじゃあ、あのバッターは打てねえわなあ」
右灰色「んが。」
黄色「つーーあうと、ランナー1塁で、今の打撃はねえだろうよなあ」
灰色「あん。」
どうにも楽しいんである。シャッターを切ることを忘れて会話にならない会話に聞き耳をそばだてる筆者。
黄色「ありゃりゃ。またあのキャッチャー、ワンパターンのリードだわなあ」
灰色「おあ。」
黄色「ありゃあベンチのサインかどうか知んねえけどよ、外角低めに構えてたんじゃ、あれじゃあ打たれるべ〜さ」
その時のバッテリーは宮前クラブの投手Rui、捕手Yuiの絶対的黄金コンビなんであった。
次の瞬間....「ブンッ!」バットは空を切った。三振に切ってとり見事に危機を脱した。

灰色「..............」

この二人のオヤジとワンカップ大関で酒を呑みたいと思い、思わずコンビに走ろうかと思った私であった。時に辛辣に時に面白いほど的確な批評をする、正に「外野」のオヤジ。

今週中に宮前クラブ連合、単独サンダース、その後の祝勝会の模様のブログアップを志したい。
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