2016年9月1日木曜日

建築の神は細部に宿る

「はあ〜、なんだかなあ〜」
今サッカーを観終わってため息を吐き出す筆者。UAEに前回に続き圧倒的優位に立ったゲーム展開にもかかわらず2−1の負け。あからさまな時間稼ぎでピッチに倒れ込むUAEの選手がいると、筆者はTV画面から引っ張り出して、カメムシとゴキブリとタガメを口に放り込んでTV画面に戻してやりたくなる。最終予選初戦を落とすとW杯本戦には行けないというデータがあるんだそうな。しかし、ならば、その忌まわしい呪縛を今大会のこのチームが破壊してやれば良いではないかっつうの。本田が言っていたが、あとの全部を勝つ気持ちで前向きに頑張って欲しいぜよ。本戦には絶対行くぞ。こんなところで下を向いている場合じゃない。それにしても「中東の笛」とまでは思わないがしかし「中東の笛」だと糾弾されてもおかしくないほどの、限りなく「中東の笛」に近い「中東の笛」ではあった。

さてまさかこんなに帯状疱疹が長引くとは思わなかった。見た目は赤いぽちぽちが残っているものの、ほぼ治ってきている。しかし右胸の奥のほうが灰色の曇り空のようにどんよりとしており、納屋の隅に落ちていた10年前の錆びたボルトを飲み込んだような痛みがまだ残っているんであった。
とは言え、昨日所用があってついでに市ヶ谷へ行ってきた時の写真ブログをアップしちゃう。
その前に先日の台風一過の空に掛かった虹の画像。右胸の奥のほうにある灰色の曇り空のようなどんよりとした空に出現し、ほんの2,3分ほどで消えた。

市ヶ谷にあるDNP(国内超大手印刷会社)の一階フロアを改装する仕事があった。既存スペースの床と天井を残してあとの什器などを新規にリニュアル。但し筆者は黒子で詳細図を作成する立場。0コンマ何ミリ単位で各種図面をCADで描く。十数枚の図面作成とその修正で延べ数ヶ月間。デザインは別途設計事務所の仕事。物販と書店とカフェなどのワークショップ複合施設。※撮影は商用目的ではないのでスタッフに承諾をもらってiPhoneで撮影。

カフェカウンターのバックにあった壁面。この部分は既存のままである。

このちょっとピカピカ光る金属質のグレイの壁にはディスプレイのためのBOXがあるんであるが、その周りの詳細を見てほしい。

「活版印刷」の文字群なんである。
昔の新聞などはこれで組版して元になる原稿を作り製版、インクをつけて輪転機を回し印刷していた。やがて時代は写真植字(写植)になり、更にパソコンとデジタルフォントが登場しDTPとなって今やデジタル印刷が当たり前になった。
なんかこういうアナログな時代の遺産を見ると嬉しくなっちゃうのだった。
「希み」の「希」、「希望」の「希」、「希伊」の「希」があったのでアップで撮影。
「建築の神は細部に宿る」と言ったのはフランク・ロイド・ライトと共に有名なミース・ファンデル・ローエの言葉。

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