2017年4月3日月曜日

たとえ負けても

ブログネタの鮮度としてはかなり落ちてしまったけれど、その後の有馬中学野球部・全国大会の行方(ゆくえ)なんであった。すでに結果は周知のこととはいえ、「次回に譲る」と前回書いた以上はやはり公約を守らなきゃなんである。公約を守らなくても政治家はやっていけるけれど、公約を守らなければブロガーの信頼は地に落ちるのである。鮮度は落ちても「3秒ルール」ならぬ、ブログ的には「一週間ルール」が現存するのである。

※以下、Ohmori夫妻から聞いた話やフレンズLINEなどを元に筆者の思いも込めての記述となる。多少の事実との相違はあるやも知れず、赦されたし。

前回は初戦を劇的な特別延長からのサヨナラゲームで終わったんであった。翌日高ぶる歓喜の心を抑えながら2回戦へ。長野県代表校との一戦。もしこれに勝てばダブルヘッダーが待っている。有中を牽引するのは大エース、鷺沼ヤングホークス出身のYamanaくんである。バッテリーを組むのはアリコ出身Hayateくん。こうして宮前少年野球出身の子たちが、チームの垣根を越えて中学で一緒になり、バッテリーまで組むというのは、なんとも素敵なことではないか。おそらくどこの中学でも同じようなことであるに違いない。
Yamanaくんはこの試合に賭けていたと思う。少年野球でもそうだけれど、子どもの肩を守るために投手の投球イニング数や投球数などに制限があるに違いないから、彼はこの一戦に死力を尽くして、次の試合にバトンを渡す覚悟で投げたであろうことは想像に難くない。腕がちぎれんばかりに力投したのであった...※すんません、筆者そのへんのことは実際観戦したわけではないので飽くまで想像であるけれど、きっとそうなのだろうと思うのであった。

寒い。雨が降ってきた。でも相手も同じ条件だ。因にこの時筆者はCADソフトで仕事をしつつ、ネットの全軟連速報をMacのデスクトップの右下に表示させながら、何度もリローデッド、Command+Rキーを頻繁に叩く。(コマンド+RキーはMacのネットの更新操作である)気もそぞろにフレンズLINEを待っているような状況だった。結果表示にはタイムラグがあるとは知りながら、一喜一憂しちゃうんである。こちら遠くの空から応援している身にとっては宮前の、しかも有馬の地元の子たちが頑張っていることがとても嬉しく誇らしい気分なのであるからして。

勝った。結果は9:4の快勝。...って、結果のスコアだけ見て快勝なのか大勝なのか辛勝なのかを見ていない筆者には判断は出来ないけれど。しかしYamanaくんの力投と全ナインの集中力と、指導者の情熱とそして応援父母たちの熱い声援が勝利を呼び込んだのだろう。Queens繋がりもあってクリーンナップの一角を担うヤングOBのKurashigeくん母にもオメデトウ、次も頑張ってのLINEを送った。因にYamanaくんのお母さんは宮前少年野球時代からの大の「晴耕雨読」ファンなのだそうである。Hiro母Natsukiちゃんから何度も聞いていた。たいへんありがたいことである。

雨が激しくなり、このまま富士総合運動場ドームから急遽、草薙総合ドームへ移動を余儀なくされた。しかも夕闇が迫る時刻は必至だ。
相手は強豪、優勝候補でもある私立中の雄、高知代表の明徳義塾中である。
全員死力を尽くし、父母たちの応援も声を枯らしたけれど、有名私立校との力の差は歴然だった。それでも選手やベンチや応援父母らは、みんな野球というキーワードを共通言語にして一枚岩となり存分に楽しんだ。

7:1の敗戦。しかし負けたとはいえ、その悔しさよりも達成感と成就感で大いに楽しかったというのが正直な思いだったらしい。一昨年のフレンズの全国大会3回戦敗退の時は、負けて皆が下を向いた。せめてもうひとつ上に行きたかったというのがチームの総意だった。ベスト16とベスト8ではその差は大きく違う。決して勝てない相手ではなかったがゆえに余計に悔しさが募った記憶がある。それでも清々しい思いが胸によぎったことも事実だった。
今大会の有中はひと言で言えば負けてもとにかく「楽しかった」そうだ。それもとても素晴らしいことだと思う。全国ベスト8の栄誉に浴して尚、更にまたその上を目指して頑張ろうではないか。

最後に写真を。全軟連、フレンズLINE、OhmoriオヤジのタイムLINEにアップされた写真である。
試合終了はもう夜。寒いし冷たい雨も降り注ぐ。当日は川崎もそうだった。

有中野球部の軌跡、でありまた奇跡。

決勝は明徳を下した星稜が秋田クラブを完封し優勝。

最後にフレンズLINE用にNatsuki母がアップした、フレンズOBらの写真。

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