2012年11月18日日曜日

常勝チームと上昇チーム

新人戦2回戦。試合会場はQueensの本拠地、ジュニアチームの甲子園とも言える宮前区の第四公園ドームである。大駐車場完備....ではない。ドーム周囲ではクルマでの野球道具の積み降ろしはおろか、人の乗降すら禁止の無菌状態・聖域と化してしまった。近隣住民による要求らしい。きっと有事の際でも自衛隊の戦車さえ進入を拒むに違いない。

第一試合では神木マーキュリーズ対向丘サンダースの試合が展開。サンダース主砲に本塁打が出てベンチと観客席は大騒ぎ。スコアラーにはTsudaさんがベンチ入りしていた。2:0で迎えた最終回裏、そろそろうちもグランドへ入ろうと立ち上がり終了のコールを待っていたんである。ところがマーキュリーズにもなんとホームランが飛び出し同点に。今日もまた特別延長戦へ突入なのである。恐るべしマーキュリーズ。結果は常勝サンダースが勝利を手にしたけれど、毎週白熱した熱戦が繰り広げられる宮前区ではある。
うちはかつての「常勝」の枕詞を聞かなくなって久しいが、常勝ではなくとも上昇チームではあるわけで。(この時期どこのチームも言えることだけれど)しかし対するはあの名門強豪の富士見台ウルフなんである。名将Ogasawara監督率いるウルフベンチ。相変わらずOgasawaraさんの存在感は圧倒的である。どっしり構えたその姿はテコでも動かないくらいの絵になっている。圧勝、快勝、辛勝、そのどれも無理だとしたら、せめてちょっぴりでもその腰を浮かすくらい、慌てさせてみたいものだ。しかし自衛隊の戦車をもってしても、腰を1ミリも動かさないに違いないんである。
先発はエース不在(?)でShunta君。Queensには妹さんがいる選手だ。うちはMamoruがマウンドへ上がる。

1回裏四球と2本の長短打でウルフが4点先制。2回表に4番Takutoのヒットと、ウルフらしからぬ失策がふたつ絡みなんとか1得点。その裏にも今度はうちのエラーからウルフが1点追加、5:1。
3回表フレンズの攻撃。一死後Mamoruのヒットを足がかりにYuiがタイムリーツーベースでまず1点。二死後にまたしても堅守ウルフに失策が出たんである。この第四公園ドームはあたかも自衛隊の戦車が暴れ回ったあとのように、昔からデコボコでイレギュラーバウンドが出やすいんである。むしろ必ずイレギュラーすると思って守備に臨んだほうが良いと言えるくらいだ。イレギュラーしなかったらラッキーだと思うくらいでちょうどいい。結局うちは3点のうち2点は相手失策がらみであった。

その後もコツコツと加点されて終わってみれば9:3。しかし爆発的な打撃に圧倒されたというほどでもなく、なんとか3得点も出来たわけで。
ベストプレーヤーは唯一の打点を稼いだYuiと、途中からセカンドに入り落ち着いてゴロをさばき三塁走者をホームで刺したKohkiである。

主審はQで知り合ったHadanoさん。また最終回には点差に余裕ができたのか、PHにOgasawara監督のお孫さんが打席に立った。この子は小さいながらも野球知識の塊なんである。2年生でスコアもつけられる。将来はウルフの主将で4番でエースを嘱望されてるに違いない、と勝手に想像す。

午後は本拠有馬ドームへ戻りもっぱらスコアブックの成績集計に精を出す。
10月11月前半は仕事で全く手につかず、夢でうなされるほど今年は綱渡りのスケジュールであったから、なんとかこんな時間でもやっつけてしまわないとヤバイのだった。
天気は良いのに寒風吹きすさぶ中、時間とともに小さくなっていく日だまりゾーンへ椅子を持って移動を繰り返す。おかげで風がごんごん吹いていたが集計もごんごん進み、なんとか最後の数試合を残すまでに。試合はコールドを免れ、風は冷たくコールド、でもこれで胸の内は少しホットしちゃったわけで(^^)

しかし毎年のことではあるが、11月後半から12月の師走は先生でもないのに、フレンズの山積する業務に奔走しなきゃなんである。来年こそこの問題を解決しなきゃと思いつつ1年が経ち、また師走を迎えるのも毎年のことではある。

あっ!すっかり失念。
去年は不幸があったので遠慮したのだが、今年は年賀状も作らなきゃだった。
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2012年11月15日木曜日

タケキヨからの〜ザキオカ!

清武の左足が振り抜いたシュートはゴール左隅へ突き刺さった!
岡崎の飛び込んだ空中ボレーシュートはゴールネットを突き刺した!

ワールドカップオマーン戦。おまーんも頑張ったぜよ!TVを前に久々に大音声を発して歓喜のサッカー応援であった。
タケキヨからの〜....ザキオカァ〜!!!来るぅ〜なんである。
試合後の監督インタビューのザッケローニが、この時ほど素敵にイイ男に見えたことは言うまでもない。いよいよワールドカップ予選王手なんである。

今日も今日とてタチツテト。トテチテタ、ナニちてた。(古い人しか分らない)
今日もMacとねんごろの、濃密な蜜月の時間が流れる 。
ここで問題。「蜜月」とは何か?更にその語源は?
意味:「親密なさま。または新婚1ヶ月の甘い期間」
語源:「昔のヨーロッパでは、新婚の夫の精力減退を防ぐために、新妻がせっせと蜂蜜を作って夫に飲ませた。更に蜂が多産であることにあやかって....」らしい。ハニームーン。

閑話休題。
ここで問題。「閑話休題」とは何か?
話題を元に戻すことなんである。決してひと休みすることや、違う話題に移ることではない。

モトイ。今度こそ閑話休題。
今日の夕方、Macをしゃかしゃかしていると、どこかで聴いたエキゾーストノート。
「ブロロン〜、ブロロン〜、ブロロン〜、ブロロン〜、ブロッ。....」
むむむ、もしやInoueオヤジのハーレーかいな?確か、13,14日はハーレーの集会に行ってくると言っていたし。やおら、窓を開けて外のセブンを睥睨(へいげい)してみる。

やっぱし!
瞬時にブログネタにしようと、カメラを取り出し再度外に目を向けると、あっちもこっちを見てニンマリの表情であった。
カシャリ!

無言でお互いピースサインを交わしながらGoodLuck!

ちょっと楽しい気分の瞬間であった(^^)/
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2012年11月11日日曜日

6連打逆転サヨナラ!

11月11日。奇しくも1がズラリ並んだ今日、川崎市宮前区ではいよいよ新人戦の開幕なんである。子どもたちは皆文字通り1からのスタートだ。来年の本シーズンに向けての腕試し的要素なんかもあって意味するところは大きい。

開会式前にはKasaharaさんや連盟スタッフ、Queensやその他幾人かとご挨拶。小ブログを読んでいただいてるようで感謝。入場行進では我がフレンズの幼さが露呈するのは毎度のことであるけれど、選手宣誓のブルーアローズ主将Kurata君の言葉がふるっていた。
「宣誓!ボクたちはっ(中略)....日本シリーズの巨人や日ハムのような試合がしたいですっ!」

試合会場の富士見台ドームへわらわらずんずん移動した。
毎年ブログにも書いているけれど、11月は6年生を送る会やスコアブックの集計なんかで、地獄を見る季節なんである。ましてや今年は仕事で昼も夜も時間が捻出できず、一昨日はスコアブック集計が不安で夜中に目が覚めてしまう有様。送る会に使う6年生を囲んだコーチ父親たちの写真や5年以下の新人戦メンバーをカメラに収める。

対戦は野川レッドパワーズ。宮前イチの古豪である。実は9月30日、南部リーグAチームで最終回フレンズが猛追するもあと1点及ばず8:7で惜敗の記憶が新しい。超マンモス強豪チームだったレッパ。人数が衰退しこの新人戦では1年生も含めた12人の登録である。フレンズもかつて存亡の危機を経験してるだけに、指導者や親たちの心の痛みは共有出来る。しかし勝負は別である。
「プレイッ!」
先発Mamoruの初球はなんとヘルメットに当たってしまうデッドボール。暗雲たれ込める空気が漂い、更に安打失策などがからみ2失点を先行される。
しかしその裏フレンズは内野安打2本に5番Hiroのタイムリーツーベースで逆転に成功。
2回表DB+WPで同点に追いつかれるがその後4回まで安打1本のみのまあまあの好投を見せる。対してフレンズは凡打の山を築き2,3,4回は三者凡退。凡打の山はあたかも夢の島のゴミ山か筑豊のボタ山のごとし。五木寛之「青春の門」の「信介しゃん」なんである。

3:3の均衡を破ったのはレッパ4番のAoyama君。4回先頭打者で登場。筆者(ヤバイ。これ当たったら行くかも...)慌てて外野守備位置をバックさせたけれど時既に遅かりし内蔵助なんであった。ドンピシャのタイミングでレフトオーバーのソロホームラン。人数が極端に少なくなったレッパではあるけれど、毎年こういうドカベンタイプの子を輩出するチームなんである。

3:5のビハインドで迎えた最終回裏、フレンズの攻撃。
Ruiの相手エラーによる出塁で始まり、下位打線からのKyou、T.Takuto、Yuusukeが連続安打、1,2番に返り更に連打の5連打なんである。近年まれに見る快挙!すでに5:5の同点に追いついた。最後の打席はフレンズのダークホース、今日ここまで3の2を打っているBenである。3ボール1ストライクの5球目を見事に捉えて、左中間オーバーの「サヨナラタイムリーツーベースヒット」
7X:5。感動のナイスゲーム。下位打線に連打がでて上に繋げたことが筆者には何よりも嬉しい。まだまだ上には上があり、発展途上の幼いチームではあるし、怒りたいプレーも満載であったが今日は「オヤジの小言」は控えて素直に子らを褒めてやりたい。

ベストプレーヤーは言わずもがな、BenとHiro。
この試合の前のメイツVSフォルコンズも壮絶な内容であった。いきなり特別延長戦に突入し、やはりサヨナラゲームである。...ならば他はどーなんだ?
ここで筆者はフト思いつきNishimura編集長の制作による連盟HPの新人戦速報を見てみた。今日の結果を見ると.....おお〜!

11試合のうちX印のサヨナラゲームが5試合である。(筆者の見解が間違ってなければ)コールドも多し。これをどう読み解くか?
相変わらずの突出したチームも健在だが、サヨナラが多いということは実力伯仲、力が拮抗しているチームが多いという解釈が出来るわけで。
ちょっと来年が楽しみになっちゃった。しかし冬場の育成で春に大きく差が出るのも少年野球。野球以前に「ちゃんと挨拶」からのイロハから始めなきゃのウチではあるけれど。

勝って兜の緒を締めたい。
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2012年11月10日土曜日

Queens〜姫たちのキセキ

奇跡とは2度起きたらすでに奇跡とは言えない。2度めは必然となり得る。少女野球Queensの姫たち、指導者、父母、多くの連盟の支援が、ひとつ岩となり成し得た今年ふたつめの優勝のキセキ、軌跡である。

川崎市少年野球連盟の秋季大会。この大きな大会を控えてフレンズBチームとの練習試合をやった。Kasahara代表からの依頼要請であった。翌日本番を迎える大事な練習試合である。これは以前小ブログでも書いたように、フレンズのあまりの不甲斐なさもあったけれど、Queensの打力が超爆発した試合でもあった。フレンズには忸怩たる思いもあったけれど、同時にQにはこれだけ打てれば間違いないぞ、と思ったものである。

いよいよ開幕。初戦は高津ドリームス。
先頭打者がヒットで出塁することは、野球の試合においてワクワクするものもののひとつである。それを主将のSuzukaは、初回先頭打者でなんとランニングホームランをやってのけたのであった。イチロー顔負けである。守ってはMisakiの超美技=ファインプレーで初回からいきなり波に乗ったQueens軍団。猛打爆発、打って走ってまた打って!終わってみれば19:6の圧勝である。Mochidaコーチの気持ちのこもったノックの集大成でもある。

決戦までの週はバンバン平練をやった。バン・ヘーレンなんちって。宮前5年生連合と合同練習である。Abeちゃんこと松風Abeさん、QのYamamotoさん、ヤングのTakahashiさんたちが率いる連合チームで、のちに同時優勝の栄冠を手にしている。これだけ気合いを入れれば結果は自ずと付いて来るというものだ。女の子だってヤルときゃあヤルんだかんな。

いよいよ決勝戦。対するは中原ルーキーズ。
初回に四球を選んだキャプテンSuzuka。すかさず2盗。次打者Hinataが監督のサインどおり、(いつも練習でやっているとおりだ)、きっちり送りバントを決めて一死3塁。Reonaの三塁線ゴロが一塁手へ送球の間、Suzukaは三塁手が送球体勢に入るやいなやスタートを切り果敢に本塁を攻めて見事生還。先制点1点をもぎ取った。その裏。投手がまれに三者三振を奪うことは、野球の試合においてワクワクするものもののひとつである。それをエースのReonaは、初回の3打者を相手にやってのけたのであった。これで調子に乗らないわけがない。2回、3回と2得点ずつ加点し5:0の快勝ペース。4回に2失点するも、最終回には相手を突き放す貴重なスクイズでの追加点。その裏相手も粘って1点返されたが、Koshimizu監督が効果的なタイムの要請。最後の打者を見事三振に切って取り6:3で勝利。
今年2度目の優勝という冠を手にした。

相手にエールを送って....そして....
みんなやりたかったし、大人もこれが見たかった、帽子投げ!
母たちは感動のあまりみな涙、涙。男たちも人知れずこみ上げる熱いものを抑えることができなかった。

試合後Murataコーチからびっくりサプライズ。「Queens優勝おめでとう!」の文字が入ったケーキのプレゼント。女子にとってのケーキは別腹の代名詞である。Murataコーチもオンナゴコロをくすぐる術(すべ)を熟知しているわけで。伊達に赤いフレームの眼鏡をかけているのではないのだ。

表彰式、閉会式終了後、東京新聞・タウンニュース・ケーブルTVのインタビューを主将のSuzukaが受ける。ヒーローインタビューに続き、勝利監督Koshimizuさんもマスコミの取材を受けちゃうのだった。ケーブルTVでの放映は12月である。神奈川県下のみならず、全世界に放映公開したいくらいのものだが、顔の広いKasahara代表ならきっと出来ることであろう。
場所をJAに移して祝勝会。連盟Souma会長からも「本当にいい試合だった」とお誉めの言葉。主役の子どもも周りで支えている大人もみな笑顔の祝勝会。優勝カップにシャンパンを注いで皆で飲むシーンもあったりして。

指導者・父母・連盟関係の支援者etc。
俺たちオトナは子どもらのこんな素直な笑顔と、オトナ同士の垣根を越えた素敵な笑い顔が見たくてこうして野球に関わっているんである。野球が好き以前にこれがあるから続けていられるに違いない。それを再認識してしまうT広報部長であった。

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さて、ここからは余談。
ヘビロテ読者はもうお気づきのはず。
「アンタ、Queensの試合行ってないだろう!?」と。なんで観戦したかのように書いてるのか?と。嘘八百並べるのもいい加減にしなよ、と。
皆の者、早まるでない。
Queens広報部長の最低限の仕事として、たとえ仕事で観戦できなかったとしても、広報活動は責務であり欠かせない業務である。従って試合速報結果を聞いたときから、誰かにお願いして経過を教えてもらおうと画策していたんである。
ところがアクションを起こす前に、スコアラーのYamaguchi母からメールが来た。試合内容と写真の数々。おそらくはKasaharaさんの差し金かと想像す。ふたりとも流石、りゅうせき、流れ石である。写真は携帯写メとFuuko父がデジイチで撮ったもの。文面はYamaguchiさんからの報告文。これに筆者が天ぷら粉と片栗粉とコーンスターチをまぶして衣をつけて揚げてふくらまして書いたのが上の文面である。但しいちジャーナリストとして誓って言うけれど、多少の脚色はあるけれど嘘は書いてない。感情的な描写部分は筆者の想像が含まれるが、決して間違ってはいないはずである。(アンタいつからジャーナリストになったの?というツッコミはこの際受け付けないんである)

最後にYamaguchi母のメール文面を一部そのまま載せてしまいたい。これ以上の名文は筆者には書けないし、またこれを脚色して文章を変換することは不遜に値すると判断したからである。以下、そのまま引用。

この大会は、皆が自分の出来ることを頑張っていました。
ほとんど、ミスもありませんでした。今まで打てなかった選手が、打てるようになったり、走塁に自信のなかった選手が、真剣に次の塁をねらっていたり、ベンチで何をしていいか分からなかったチビッコ達も応援歌を一生懸命歌っていたり、四死球の多かったピッチャーが締まったピッチングをしたりと…本当に1試合毎に成長していったように思います。」.......。

Queens優勝、おめでとう!
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2012年11月8日木曜日

自転車操業

「最後から2番目の恋」ならぬ「最悪から2番目の日」昨日のコトの顛末である。

月曜夜にクライアントから19枚の依頼PDF。電話で話をしてとりあえず火曜夕方まで4枚分を受諾。PDFを精査し、これなら今から夜中にやるよりは、早起きして仕事にかかればなんとか火曜夕方までいけるかなと。1時に寝て6時に起き、7時からやるか....。Macの電源を落し寝た...つもりだった。しかしこんな日に限って眠れないものである。1時間おきくらいに目が覚めてかなわない。
30分寝坊しちゃって、ずるんと重い体を引きづり起床。澱んだ頭でくわえ煙草。映画「オールザットジャズ」のような気分。TVのリモコンをぷちっ...。

「んんん?」

何度押してもTVが反応しない。おっかしいなあ。今日は曇りで薄暗い。仕事部屋の照明のスイッチをぱちっ....。

「んんん?」

何度パチパチしても一向に点灯する気配なし。
ははあ、停電だな。昔と違い停電なんて滅多にあるものではないけれど、全くないこともないわけでと、得心す。すかさず薄暗い外の風景をチェック。おお、こんな暗いのに灯りが灯っているのは1,2個。やっぱそうか停電か。信号やセブンイレブンだけは正常に電気が通じているようだ。震災後インフラが進み自家発電してるからだろう。
配偶者に訊いてみるとやはり起きたときから家中の電気がつかないらしい。
すかさず分電盤をチェックするも復旧せず。どうあがいてもブレーカーはONにならない。
愕然である。照明も炊飯器も洗面台照明もウォシュレットもTVもつかなくていいから、どうかMacだけは起動して欲しいと思っても、当然無理である。

いつものクセですぐさまネットで情報収集しようと思った自分がアホである。ならばと携帯でネットに繋ぎ災害地震停電情報サイトを検索。「今日の神奈川県の降水確率は...」なんてのんびりムード。思い直しワンセグでTV各局を見てみるけれど、速報を流しているところはどこもない。しかし遠く有馬中学校の校舎を見ても電気はついてないし。
メールしてみた。
「こっち停電してるみたいだけど、そっちはど〜お?」
「いや、普通にしてるよ。パソコン使ってるし」

えっ!?うちだけかい!

速攻、東京電力の緊急番号に電話。1時間後に到着。簡単に復旧を期待していたらあにはからんや。家中の家電製品をコンセントから抜き、漏電検査に1時間を費やす。挙げ句、家電品の漏電ではないようです。これ以上の調査や復旧工事はうちでは出来ませんので、電気工事会社へ頼んでみて下さい....。トホホ。震災後のバッシングもあってか、応対は丁寧親切で良かったのだが東京電力の守備範囲はそんなものなのか。

新聞を読み切りやることないので再度メールする。この時はまだ安穏としていたんである。
「....というわけで、仕方ないからMacとカセットコンロをUSBケーブルで繋いで、なんとかガスの力で起動しようと思う」
「そんな時は自転車に繋いでみれば?電力確保出来るかも。うちはいつもそうしてるから」
「おっ、その手があったかあ!早速試してみるよ」
Macと駐輪場に置いてある自転車をLANケーブルで繋いでみる。.....(^^)

しかし、幸運にも東電の検査で数個あるブレーカーのうち1個を除き電源が復旧。台所やリビングなどは正常に機能した。しかし運悪く仕事部屋はいまだ暗中模索。リビングのコンセントから延長ケーブル長短5本を繋ぎ、やっとMacを起動できた。暗い部屋で少し仕事を開始。

マンションの管理会社へTEL。事情を話すと「最悪壁をこわして調査かもしれませんねえ」冗談も休み休み言って欲しいものである。すぐにメンテナンス部隊を手配してくれたけれど、作業着の3人の猛者(もさ)がドカドカやってきたのは夕方5時。

ここからが長い。暗い中、仕事部屋、寝室、洗面トイレ浴室、玄関の全ての照明とコンセントプレートを外して検査。1個1個外して検査し反応があったらそこの回線がショートしてる原因とのこと。犯人探しにやっきとなる。全く仕事にならんのでクライアントにはゴメンナサイのメール。明日の朝までにはなんとか図面を送りますと。

真っ暗な部屋で自転車をこぎこぎ電気が溜まったところで、Macに向かい細々と仕事する。近くでは「おい、そっちどうよ?外してみて。」「こっちは異常ないね」「こいつが怪しいなあ」「ん....違うなあ」膠着状態。だんだん連中も疲労困憊の表情に。こんな中ではこちらも仕事が進捗するはずもなく遅々として進まず。

夜9時頃、突然仕事部屋の照明がついた!
犯人が特定出来たようだ。照明とコンセントに集中していたけれど、犯人は意外な人物であったんである。浴室の換気扇の野郎がチマチマ、ショートしていたんであった。
猿が道具を使い、火をおこすようになったのを人間の起源とする学説を思い出した。納得。文明を持つヒトであることを再認識。こんなに光が燦々(さんさん)と目に眩しく素敵に輝いて見えたことはない。

夜10時ころから本格的に仕事する。水曜朝ほんのり空が明るみ始めた頃にクライアントへ無事メール送信。入浴時に自転車をこいで灯りをつけずに済んだのは言うまでもないが、
この日は正に自転車操業。

そんなこんなでブログネタの野球がらみはもう少し先になるのであった(^^)
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2012年11月5日月曜日

「ハイッ!」

ひっさびさの野球ブログと相成った。およそ一ヶ月くらいはまともにフレンズに参加出来てなかったわけで。しかし今回もスコアラーはMitsuyo女史にお願いすることに。

南部リーグBである。対するは松風スラッガーズ。うちのBはやたら元気がいい。Bチームならではの凡ミスや技術不足はたくさんあるものの、それを補って余りある勢いがあるんである。先発はBの不動のエースMamoru。3失点のみの好投、特筆は打者27人に対して四球が初回の1個のみである。他にもMitsuyoスコアブックを睥睨すると打撃面では、いわゆるメジャーで言うマルチヒットを凌駕する本数を打っているじゃないか。Benの5打数4安打を筆頭にYuiの5の3、Hiroの4の3...。ベストプレイヤーはこの4人にあげよう。筆者はスコアラーをやっておらず「木を見て森を見ず」状態で途中からカメラマンしかやっていないので、スコアブックから判断するしかないんである。逆に言えば感情や思い入れが入ることなくデジタルに選出することになるわけだ。
結果は強豪スラッガーズに16:3の快勝、いや圧勝であった。

終了後はすかさずAチームの対戦。ベンチスタッフも入れ替わる。Urabeさんもいる。
試合前トイレの帰りだろうか、とっとこ向こうから小走りに走ってくる子がいた。
松風Higoさんの息子愛称ポークビッツことHigoちゃんである。筆者...
「おうっ!Higoちゃん元気か?」
彼は筆者のことなど知らないはずだ。フレンズのヒゲのおっさんくらいの認識だろうか。
ところが。
小走りの歩をピタリと止めて気をつけの姿勢、すぐさま帽子をとり、
「ハイッ!」
「次の試合頑張れよ〜」
「ハイッ!」
タタタタタ....。実に気持ちのいい少年である。連盟のオトナたちにも人気のある所以であろう。こんな挨拶が出来る子はうちに何人いるだろうか。
試合開始。
主審はなんと通称「Abeちゃん」ことAbeさんであった。秋の5年生連合の監督として優勝の栄冠を勝ち取った方なんである。畏れ多くも名将の呼び声高いAbeさんに主審をやってもらえるとは。

南部リーグは、勝ち負けも大事であるが6年生の数少なくなった試合機会を少しでも多く持ち、卒業生を気持ちよく送り出してあげようという主旨で始まったリーグである。発起人は野川レッドパワーズ。ということで今大会は普段のポジション関係なく、極力6年生に投げさせる暗黙のルールがある。打順も1,2,3番と並べ投手もShouya、Kouta、Takumiの豪華投手リレーである。

松風スコアラーはTawaraさん。以前スコアのことで貴重なご意見をいただいたこともある。訊けばまだスコアラー1年目だったとのこと。試合後わざわざ挨拶に来ていただいた。うちのスコア集計のExcelを存分に使っていただいてるとのこと。息子さんのYawaraちゃん...じゃない、Tawaraちゃんはトップバッターでファーストである。
終盤ショートだったHigoちゃんが満を持してピッチャーに登板。何ヶ月ぶりかで見る彼の投球には驚いた。全身のバネを使った速球のなんと速いこと。球速253kmは出ているだろうか(^^)時折捕手もミットを弾いて捕れないくらいだった。おそらくこれを捕球出来るのは元ヤクルトの古田敦也か、元巨人の伴宙太くらいではなかろうかってもんだ。

結果は9:1の惨敗。
しかし惨敗でも惜敗でも、圧勝でも快勝でも、さらには試合なんて、いや練習すらない
日でもフレンズオヤジどもは飲み会を開催し、意気盛んに盛りあがっちゃうんであることは言うまでもない。筆者も土曜は久々にテンション高く飲んでしまった。
この日に得た素敵な「オトコの話」はまた日を改めて書いてみたい。
ブログタイトルだけは浮かんでいるのだ。
「有馬のマドンナ」または「ありゃま!まあ、どんな?」....奥様方も必見である。

但しこれの前に書かねばならぬネタもある。今日日曜の南部リーグ鷺沼ヤングホークスBとの試合や、「宮前Queens優勝のキセキ」とかとか。
期待しないで待っててね(^^)
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2012年11月3日土曜日

オトナの恋


朝からまたもMacと格闘。以下、筆者=T
T=「なになに、SSDとSDとFSHの検証と修正かい。全くデータがバラバラじゃんかよ」
粛々と仕事をこなしてあっという間に夕方。
あれ?、やっべ、明日は何曜日だっけ?もしかして土曜日?南部リーグA.Bの試合があったはずだ。スコアどうしよう。行けるかどうかビミョーなんである。

ナイスタイミングでフレンズMITSUYO女史からメール。
「明日、Tさん試合来れますか?」
T=「ビミョーなんで出来ればスコアラーお願い!」とメール。

「でもって、なになに、FSHの総ワイドがみな違うじゃん。全部修正かよ、参ったな」

QのYamaguchi母からメール。
「これはMurataコーチから優勝のお祝いでいただいたケーキです」=※冒頭の写真
Queensの秋季優勝ブログを書くにあたって、写真をもらう予定なんであった。写真の容量が大きいので数回に渡って送ってもらう約束である。
T=「仕事しながらメールも起ち上げているので、バンバン送って下さい!」とメール。

「なになに、PB12.5tをあと55mm移動しないと納まらないじゃん」

ベンチスタッフにも明日のスコアラーの件、メールしとくか。
「Tです。明日も行けないかも....よってMitsuyoさんにスコアラーをお願いし....」
そう言えば昨日久々に松風スラッガーズのHigoさんからメールをもらった。
「いつもブログ楽しく拝見してます。土曜の南部リーグ、フレンズさんとの対戦楽しみにしてたんですが、結婚式参列で行けません.....」
T=「それは残念。ポークビッツ君の投球楽しみにしてます....」

「なになに....ざけんなよ、これじゃあ、納まんないじゃん。新しく壁を形成しろってか」

ベンチスタッフの29番Suekiコーチからメール。いつも気持ちよくクイックレスポンスで返信が返ってくるんである。
「お疲れさまです。スコアラーの件了解しました。スコアブックは....」

「なになに....このPDF寸法が見えねえじゃん。」ローガンキョーの出番である。

QのYamaguchiさんから怒濤のラッセル車のように次々メール。こちらも気持ちよくサクサク受け取る。

配偶者から電話あり。
「やっと明日のバザーの準備終わったんだけど、前祝いということでこれから一杯行くので....明日もバザー終わったら打ち上げがあると思うんで...今日明日の晩ごはんはパス....」
T=「おっ、了解、わかった」......毎度のことなので問題なし。今は全然食欲ないし。

「あんだって?平面図600mmがなんで詳細図は760mmなんだよ」

この件でクライアントに電話し打合、30分間。
電話を切るといつものように迷惑メールの着信あり。
「堀北麻美です。メールしてるのにどうして返信くれないの?」だの、
「あなたさまの口座に3,000万円の振込準備が整いました」だの....。すでに筆者にとっては空気と同様の存在。いつまでもふざけてろってんだ。

やっと腹へった。区切りのいいところで晩めしにすっか。そばを茹でてTVをつける。

フジTV「最後から二番目の恋」
中井貴一芝居うまいねえ、キョンキョン歳とってもますますいいオンナだなあ〜。
連ドラも良かったし、このスペシャルもものすごく楽しみにしていたドラマなんである。年齢的に等身大に感じられるドラマなのでね。満室のホテルを転々としつつ、劇中、車の中での会話...
キョンキョン「...で、いつまで大丈夫なんですか?」
中井「あっ、あ〜、まだあともう少しは大丈夫ですよ」
キョンキョン「その時が来たら言って下さいね」
中井「はい。その時はよろしくお願いします。あはは」
キョンキョン「はい、こちらこそ、お願いします。あはは」
恋のプロセスを楽しめるようになったらオトナなんである。
俺はいつまで「大丈夫」なのだろうか?俺は果たしてオトナになったんだろうか?
おっとヤバイ、こんなことを書いてはいけないんである。ましてやこのドラマを観てない人にはなんのことやら理解出来ないであろうしね(^^)

Macに戻り仕事の仕上げとクライアントへメール。
忙しく錯綜するメールの晩。珍しくないし、嫌いじゃないし。
明日もMacとねんごろの日々が続く。
でも、明日はちょっとだけ久々グランドに顔を出せそうだ。
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